班制度

◆ 群れたがる・・・?

昔、各地域に子ども達の遊び仲間の集団がありました。そこにはガキ大将がいて、リーダーとして集団を取り仕切り、年少の子どもには遊びやルールを教え、面倒を見てました。

そのような集団の中で、人間関係・社会ルール・リーダーシップを子ども達は実体験として学んで行ったのです。

ボーイスカウトの「班制度」は、まさにその昨日を担っています。

スカウト活動は数人の子ども達のグループにより行われます。

グループの基本は

  • 数人(6~8人)

  • 年代の違う子ども達

  • グループの中でリーダー(班長)を選出

  • 班会議で、自分達の活動を計画

  • 班内での各自の役割を明確に

通常、学校は同年代の子ども達の中で活動します。

ボーイスカウトは、2・3年歳が離れた先輩・後輩でチームを組み、そのチームを中心とした活動になります。そのチームでは、必ず子ども達の中からリーダーを選びます。全ての子ども達が何度となくリーダーとしての立場に立ち、その経験を積みます。

チームで活動するには、リーダーだけでなく、フォロワーの存在も重要です。それぞれが自分の役割を持ち、チーム一丸となって目標に向かう活動をとても大事にしています。

成年指導者は、指導者が彼らを引張るのではなく、スカウト達に彼らの運営を任せ、それを支援する立場です。その結果、子ども達はチームワークの大事さ、その運営の仕方を体験していきます。

リーダーシップには、色々なスタイルがありますが、子ども達は、リーダーとしての実体験から自分なりのスタイルを確立していきます。それぞれの役割の中で、チームワークの大事さ、チームでの自分の取るべき行動、等を実際に体験しながら学びます。